Spa & Wellness Insight

森保 美和 氏
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くるだけで癒される場所

Do Grace オーナーセラピスト 森保 美和 氏

実業団バレーで活躍していた森保さん。その後スノーボードインストラクター、ゴルフのキャデイなどトップアスリートとしての経歴からスポーツに関する仕事をずっと続けていた。その後オーストラリアで医療事務の資格を取り、医療関係の仕事に。事務職をしているうちに、医師にもっと現場にでたらどうか?と促され介護福祉士の資格をとる。障害者施設でアロマやスポーツマッサージを施しているうちに、アロマをもっと勉強したくなりロンドンへ。学校を卒業してからはクルーズ船のスパで修行をしてから、東京ウエステインホテルのスパでセラピストとして働き始めた。ただ、何となく自分のアスリートとして、そして医療従事者としての経験をいかした「自分だけのメニューを提供したい!」という気持ちがどこかにあった。そしていよいよ2022年8月に立ち上げたのが、Do Graceである。

痛みは我慢するものでなく『治すもの』

 Do Graceがこだわったメニュー、森保さんがご自身の体験から作り上げたメニューの中心には筋膜リリースがある。筋膜は筋肉などを包み込む膜で身体の全身を覆っている。しかし、加齢、自分の身体のくせや過度の運動により、筋膜が固まってしまう。筋膜の癒着がおこるのである。そうすると身体にさまざまな不調をもたらすが、それをステロイドやブロック注射などで一時的に痛みを緩和するのではなく、筋膜をほぐすことによって従来のやわらかい筋膜を取り戻す。それによって、血液やリンパの流れが正常化し、身体のくせや習慣(スマホやデスクワーク、ずっと座っている)によって起こっていた痛みを取り除く。痛みは我慢するものでなく『治すもの』と思っている。

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お客様の状態によりそったDo Grace

 基本的には、資格保持者としてのスポーツマッサージと英国で学んだアロマを組み合わせたメニューを主軸においている。例えばずっと座っている職業の方が「おしりの筋肉や股関節が固まってしまった」と来店された場合、ラジオ波で細胞をゆらし、ストレッチ、筋膜のリリースをほどこし、その後、流すように施術をすることにより、血流の流れをよくして、更に代謝をあげることができる。森保さん自身がアスリートであったこと、そして医療の資格を持ち医療機関に勤めている間、ずっと自分のために温めてきた施術メニュー。自分のスパだからこそ提案できる、お客様の状態によりそったDo Graceを造り上げることができた。

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痛みは治していく、姿勢や生活習慣も一緒に考えていく

 身体の痛みは我慢せず、しかし注射や薬にたよるのではなく、自分の力で治していく。健康に関しては英国で学んだ森保さんにしてみると、日本は遅れているのではないかと感じることさえある。我慢することをあたりまえにするのではなく、長寿をめざすのではなく、健康で生きがいのある幸せあふれる生活を送ってもらいたい。痛みは治していく、姿勢や生活習慣も一緒に考えていく。Do Graceには、フラッと立ち寄ってもらって、心地の良い時間を過ごしてもらいたいと思っている。お茶と甘いものも用意し、サロンにくるだけで癒される場所になってもらえれば、と。

Do GraceではSpa Vitaチケットが利用できます。

レッドチケット シルバーチケット

森保 美和(もりやす みわ)
Do Grace オーナーセラピスト。実業団バレーで活躍をしたのち、スノーボードのインストラクターへ。医療事務の資格をとったあと、医療機関での就職。その後現場に出たくなり、介護福祉士の資格を取得。その後英国でアロマセラピーを学んで資格をとったあとに、クルーズ船のスパで働く。帰国後、恵比寿のWestin Hotel Tokyoのスパで働く。念願がかない2022年よりDo Graceを恵比寿に開業。